ご案内: この文書は、次のファイル名のペルセウス ソフトウエアのリリースノートの日本語訳です。 Perseus_oldver_release_notes.txt 一部の用語の統一表記を行い、補足を加えた部分があります。 この日本語訳においては、記載された情報の内容が正確であることに努めていますが、品質についてこれを保証 するものではありません。 ありのままの内容を理解する必要のある場合は、原文をお読みください。 // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V2.1F RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V2.1fリリースノート // // (c) 2007-2009 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 24 March 2008 // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − メモリ・バンク・ウインドウ  メモリ・バンク・メニューに新しい機能の「Sort」と「Browser」を付け加えました。  メモリ・ウインドウのメニュー・バーで、[Bank]ボタンを選択しているときに、マウスの右ボタンをクリック して、メモリ・メニューを操作できます。  「Sort」は、現在のメモリ・バンクを周波数順に並べ替えます。  「Browser」は、現在のメモリ・バンクをスクロール可能なダイアログで開いて、周波数順ソート、項目名の編 集、テキストファイルへの書き出しができます。  重要なメモ:  メモリ・バンクはソフトウェアが実行されるのと同じディレクトリで membankx.dat( x=1,2,...,6 ) という名 前のファイルで保存されます。  新しいディレクトリでこのソフトウェアバージョンをインストールしたとき、あなたが前のソフトウェアバー ジョンをインストールしたディレクトリから新しいディレクトリに membank.dat ファイルを忘れずにコピー してください。  もしも、これらのファイルを新しいインストールディレクトリにコピーしない場合は、ソフトウェアは自動的 にカラのメモリ・バンク・ファイルを作ります。 − オート・ノッチと CWピーク・フィルター  新しく、オート・ノッチ・フィルター[ANotch]と CWピーク・フィルター[CWPeak]を、セカンダリ・スペクトル ・ウインドウのメニュー・バーに追加しました。  [Zoom]ボタンは、メイン・スペクトル・ウインドウのメニュー・バーに移動しました。そして[AMRej]ボタンは 廃止されました。 この機能が動作中のとき、セカンダリ・スペクトル・ウインドウ内に「AMRej」表示が現われ ます。  オート・ノッチ・フィルターは、受信機がUSBあるいはLSBモードのときに、妨害しているCW信号を抑制します。 このフィルターは IFレベルで、また、復調前の受信信号に作用するので、AMやSAMモードでは(これらの モードでは、IFフィルター選択性マスク内の(復調しようとしている)AM信号のキャリア(搬送波)信号を抑 圧してしまうので)実用になりません。  オート・ノッチ・フィルターは、妨害しているCW信号のキャリア周波数を自動的に追跡してその抑制を試みる 適応性フィルターです。 追跡される妨害周波数のレートは、オート・ノッチ・フィルターが使用可能のときに開 くダイアログ・ウインドウのスライダで調整可能です。  周波数が変化していないCW妨害信号には、「Slow」モードでフィルターを使用(スライダ位置は「Slow」かそ の近く)すると、妨害抑制と音声の品質によりよい効果があるでしょう。  もし、CW妨害波が(多かれ少なかれ)周波数を変化させているか、あるいは一様に打鍵しているなら、オート ・ノッチ・フィルターのスライダはノッチの深さと全般的なオーディオ品質の間で最も良くバランスするように 「Fast」に向かって調整するとよいでしょう。  CWピーク・フィルターとは、CW信号のS/N比を改善するもので、オート・ノッチ・フィルターと同様にIFレベル において作用します。  CWピーク・フィルターは、オート・ノッチ・フィルターとは異なり、選択されたIFバンド幅の中に存在する何 れのCW信号でも向上しようとする適応性フィルターです。 もしより多くのCW信号が、選択されたIFバンド幅の中 に存在しているなら、CWピーク・フィルターは最も強いものを向上します。  異なって打鍵される複数のCW信号を追跡する能力は、CWピーク・フィルターが使用可能のときに開くダイアロ グのスライダで調整可能です。 スライダーを「Slow」にセットすると、選択されたIFバンド幅にちょうど1つの CW信号があるとき、より良好にノイズ抑制をされるでしょう。 「Fast」に向かってスライダを調節すると、CW ピーク・フィルターは、短い時間内における最も強い信号に、迅速に適応します。 − DRM自動ゲイン調整  ソフトウェアがDRMモードにおいて、Dreamのような外部DRMデコーダーを使うとき、この自動ゲイン調整はパ フォーマンスをより改善するように修正されました。  DRMモードでは、AGCオプションの[Fast]と[Med]が無効となり、AGCの[Slow]か[Off]ボタンのみ使用 できます。  [Off]オプションは、テスト用のみに残していますが、将来のソフトウェア・バージョンでは削除されるか もしれません。 − LINRAD/MAP65-IQに対応した新しいDDCコア  EMEデジタル・モード用ソフトウエアのLeif Asbrink(SM5BSZ)さんのLinradと、Joe Taylor(K1JT)さんのMAP65 -IQに対応するために、2/21 MSPS (95.23809... KSPS) の出力サンプル・レートで動作する新しいデジタル・ダ ウン・コンバータ(DDC)を配布ソフトウエアに追加しました。  新しいコアの名称は、perseus95k24v31.sbs です。  出力サンプル・レートの対応に加えて、このDDCはバンド・レスポンスがよりフラットになり、リプルは0.03dB を超えません。そしてエイリアス・イメージ抑制は、88kHzのバンド幅で125dB以上です。  Linradの今後のバージョンで提供されるインストレーション手順に従ってご使用ください。 (この新しいDDCを私がより容易に開発できるように貴重な提案をいただいた、JoeとLeifに感謝します。 Nico、 IV3NWV ) − バグ修正 − VCom: いくつかのサード・パーティー・ソフトウエアの動作に必要だった、EchoCmd(...) 機能の Fm/To アド レス順を入替えました。 この新しいバージョンをお楽しみください。 Microtelecom チーム。 // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V2.1c RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V2.1cリリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 23 December 2008 // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − MEM ウインドウ  新しいボタン「Bank」を MEM ウインドウの右下角に追加しました。 これで、ユーザーがお気に入りの局情報 を保存/編集/呼出しすることができます。 各々100局分のメモリをもつ、6つのメモリバンクによってユー ザーの局情報を管理することが可能です。 未登録のメモリ行をダブルクリックして、周波数、モード、フィル ター設定、時刻と日付を登録できます。  もしダブルクリックされた行がすでに登録済みなら、それは、登録されている復調モードとフィルター設定を 呼び出します。いずれのメモリ行でも右クリックするとポップアップ・メニューが現れ、ハイライトした局情報 を保存/呼出し/編集/削除ができます。  いったんユーザーメモリバンク・モードに移ると、再びBankボタンを押すつどに、メモリバンクが切替わりま す。 HFCC と EIBI と同様に、マウスホイールでメモリ行をスクロールできます。 CTRL キーを押しながらホ イールを操作すると、選択中のメモリバンク中で、すばやく(1度に5行分を)スクロールできます。 シフト ・キーを押しながらマウスホイールを操作すると、メモリバンクを切替えることができます。 − ユーザーソフトウェア設定  ウインドウズ・レジストリに保存したユーザー設定をAboutボタン(アプリケーション タイトル バー上(左 端)の Microtelecom ロゴ)で開いた画面の Setting ボタンをクリックして開いたコンフィギュレーション・ ダイアログからアクセスできるようになりました。 −ウインドウズ レジストリに保存される新しいユーザ設定項目  次のフォルダーの下に保存されるすべての設定項目: HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v2.1c  は、ユーザーによって設定が可能です。 (訳注:ソフトウエアバージョンV2.1dでは、このフォルダー名のバージョン部分も v2.1d になります。)  ソフトウェアが少なくとも1度動かされた後、すべてのキーは設定が可能です。  キーの変更は、必ずアプリケーションが動作していない状態でおこなってください。(キーを変更する前に、 ペルセウス アプリケーションを閉じてください。)  新しいソフトウェアバージョンをインストールすると、ウインドウズ レジストリーのより古いバージョンの フォルダーは、削除可能です。 あなたのシステムにインストールされた最新のソフトウェアバージョンのキー を編集しなければ設定の変更は反映されませんのでご注意ください。 > LevelBarPos − レベル・バー・ポジション  メイン・ウインドウのレベル・バーの位置は、ユーザー設定可能です。このレジストリ・キーを0にセットし た場合はレベル・バーはスペクトラム画面の左側に、もしそれを2にセットした場合は右側に、他の値の場合は デフォルトポジション(中心)に表示します。 メモ: V2.1a から V2.1c までの間にリリースされたバージョンはありません。 新しいサブバージョン番号 は単にマイナーな変更と修正を反映しています。 メリー クリスマス そして ハッピー ニューイヤー、 Microtelecom チーム // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V2.1a RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V2.1a リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 11 December 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − 新しいデジタル・ダウン・コンバータ コア FPGA デジタル・ダウン・コンバータは、さらに改善されました。 a. サンプリング・レートのより遅いコアのエイリアス・フリー帯域は、次のテーブルのように増やされました: サンプリング エイリアス エイリアス    レート フリー帯域    除去 リプル (KSPS) (kHz) (dB) (dB) 125 119 130 0.1 250 239 130 0.1 500 450 130 0.1 1000 800 128 0.1 2000 1600 112 0.5 b. ズーム機能を有効にしたとき、スペクトラム・ディスプレイの中央で弱い振幅のスペクトル線(−140 dBm) として見えていた、データサンプルの最下位ビットの剰余のDCオフセットを排除するために、IQデータ・スト リームのフォーマットが、少し修正されました。 新しいデータフォーマットは、記録されたファイルへのADC_CLIP ビットの保存方法に影響を与えます。 (V1.1C よりも)新しいソフトウェアバージョンは、このソフトウェアリリース以前のデータファイルを正しく読みます。 古いバージョンのソフトウェアは新しいデータフォーマットとは互換性がありません。 c. 新しい DDC サンプリング・レートに切替えるときに、ランダムに現われていた鏡像問題は修正されました。 − スペクトラムとウォーターフォール表示 ウォーターフォールのスクロール方向。 ウォーターフォール表示のスクロール方向が、ユーザ選択可能となりました。「 Wfall 」ボタンをクリックし て、好みのスクロール方向を選んでください。 「Labels」ボタンと 「PeakSrc」ボタン。 「Labels」ボタンは、スペクトラム・ウインドウの中央に縦のスケールを表示します。 このスケールを表示しているときは、マウスで指している(赤い縦線で表示)信号の周波数と振幅の数値を表示 します。 「PeakSrc」ボタンを有効にすると、マウスで指した赤い縦線に最も近いピークの信号の周波数と振幅の数値を 表示します。 − FM復調器 FM復調器は変更されました。 その周波数レスポンスは、DCから音声周波数の最高までフラットです。 − 再生機能 再生機能は完全に修正されました。 長いファイルの終わりで、オーディオクリップを選ぶことができなかったバグは修正されました。 新しい再生機能は、極めて少ししかCPU時間を費やしません(3 GHz Dual Core Pentium では、15 %未満)し、 以前のソフトウェアバージョンよりいっそう信頼性が高いでしょう。なお、内蔵ハードディスクでしかチェックし てませんので、あしからず。 − MEM ウインドウ MEM ウインドウの中の放送局リストは、マウス・ホイールでスクロールできるようになりました。 「ALL」ボタンが追加されました。 このボタンを有効にすると、同調している周波数の放送局について、放送ス ケジュールが現在の UTC 時間内にあるものだけではなく、選択されている放送局データベースに登録されている すべての放送スケジュールのレコードが表示されます。 この場合、現在時刻に「アクティブな」放送局は 明るい 黄色の色で明示されます。 「ALL」ボタンが「すべてのデータベース」のレコードを統合する意味ではなく、「選択されたデータベース」 の中の同調している周波数とマッチしている放送局の「すべてのスケジュール」のレコードを示すものであること にご注意ください。 − マイナーな変更 音声出力処理ブロックは、オーディオ・ボードのダイナミック・レンジ(飽和論理)を超えるサンプルをチェッ クするようになりました。 これは、非常に騒々しい信号がAM/同期AM復調器によって復調されたときに聞こえ た、若干のオーディオ・ノイズを減らします。 今回の配布では、EIBIとHFCCのテキストファイルは、その最新版に更新されました。 (2008年冬版) メモ: V1.1c から V2.1a までの間でリリースされたバージョンはありません。新しいバージョン番号は、 FPGA デジタル・ダウン・コンバータ コアと、PCソフトウェアでのいくつかの重要な機能の両方での主要な更新 を反映しています。 この新しいバージョンをお楽しみください。 Nico Palermo - IV3NWV Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.1C RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V1.1C リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 22 September 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − 「ダブル・レート・コア」 − 2MS/s DDC 出力サンプルレートを追加  新しい2MS/sコアは、エイリアス・フリーの最大1600kHzまでの帯域での記録/再生を実現します。  少なくとも2GHzインテル・デュアルコアCPUとRAM1GB以上の、高性能PCシステムが必要です。 それ以下 の性能のPCシステムはサポートされません。  2MS/sでの記録動作では、通常の24ビット/サンプル・フォーマットではなく、16ビット/サンプルで量 子化したファイルを生成します。  これにより、記録されたデータのダイナミックレンジをわずかに縮小(24ビット/サンプル・フォーマットに 対しておよそ1 dB の損失)するものの、ハードディスク占有量の減少を可能にしました。(24ビット/サンプ ル・フォーマットでは12Mバイト/sになるところが、8Mバイト/sで済みます。)。 − 受信機を接続しない再生動作  このバージョンでは、受信機をPCに接続しなくても、記録したWAVファイルの再生が可能になりました。  ソフトウェアは少なくとも一度はUSBポートに受信機を接続して動作させておきます。この初回の動作を済ませ ておけば、以後は受信機をUSBポートに接続せずに記録したファイルを再生できます。  ソフトウェアの起動時にペルセウス受信機を調べるため、もし接続されていないときは、再生モードで起動しま す。  リアルタイムモードで起動するためには、ペルセウス・ソフトウエアを終了して、PCのUSBポートにペルセウ ス受信機を接続してから、ペルセウス・ソフトウエアを起動してください。 − ズーム機能  ズームボタンがセカンダリ・バンド幅・ウインドウのメニューバーに追加されました。  ズーム機能を使用すると、受信された信号のズームされた(スペクトラム、あるいは、ウォーターフォール)表 示がより高い周波数解像度でメイン・スペクトラム/ウォーターフォール・ウインドウに示されます。  周波数解像度はさらにスパン(Span/RBW)ボックスで UP/DOWNの矢印で適切な値を選んで増やすことができま す。 − ウインドウズ・レジストリに保管される新しいユーザー設定値  次の設定値はWindowsレジストリの次のフォルダーの中に保管され、ユーザーによって設定変更することが可能 です。  HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.1c  ソフトウェアを一度起動した後であれば、すべてのキーは設定変更のために利用可能です。  このキーの変更は、ペルセウス・ソフトウエアが起動していない状態で行うことが必要です。(変更する前にペ ルセウス・ソフトウエアを閉じてください)  ひとたび新しいバージョンのソフトウエアをインストールすると、以前のバージョンのフォルダーはWindowsレ ジストリから削除可能です。お使いのシステムで最も新しいペルセウス・ソフトウエアのキーを変更しなければ、 その内容は機能しません。 > AGCThreshold − AGC電圧しきい値  このキーは AGC ブロックのしきい値(マイクロボルト単位)を定義します。  しきい値は、0(しきい値なし)から 1000(1000 uV(マイクロボルト) = 1mV )の値をセットできます。  初期値は2uV(マイクロボルト) です。  AGC 電圧しきい値の以下の信号は、その入力レベルに比例して音声振幅を出力します。しきい値以上では、音声 振幅は一定値に平準化されます。  バックグラウンド・ノイズが音声出力レベルいっぱいにならないようにしたい場合に、AGC しきい値は有用で す。 > RecTime0125K、 RecTime0250K、 RecTime0500K、 RecTime1000K、 RecTime2000K  これらの変数は、記録時に生成する単一ファイルの最長記録時間(分単位。この時間に達すると自動的に新規 ファイルに記録する)を、DDC 出力 サンプリングレート毎に定義します。  最長記録時間の初期値と最大値は次の表のとおりです。 サンプリングレート 変数 初期値(分) 最大値(分) 125 KS/s RecTime0125K 15 80 250 KS/s RecTime0250K 15 40 500 KS/s RecTime0500K 15 20 1 MS/s RecTime1000K 10 10 2 MS/s RecTime2000K 5 8  最大値より大きい値は無視されます(この場合、ソフトウェアは最大値にセットします)。  最小値は1分です。  その他の変更点 − S−メータの RMS(ノイズ)レベル読み取り時のバグを修正しました。  バグはIF選択フィルターの中で(ガウシアン)ノイズの RMSレベル読み取りが、本来の RMS ノイズレベルより  1.8 デシベル少なく表示する影響がありました。 この新しいバージョンをお楽しみください。 Nico Palermo - IV3NWV Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.1B RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V1.1B リリースノート // // The "Saturday Night Version" // 「サタデーナイト バージョン」 // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 2 August 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- このソフトウェアバージョンは期限を切りません。 − 「ダブル・レート・コア」 − 最高2MS/s DDC 出力サンプルレート動作向けに設計 最も高いサンプルレートのための VHDL コアはより高性能な MAC ユニットに適合するために再デザインされまし た。 新しい MAC ユニットは今回160 MHz で動作し、そしてペルセウス・デジタル・ダウン・コンバータ (DDC)の最後のデシメーション段の実効処理能力を2倍にして、そしてエイリアス・フリーの1600 kHz の帯 域幅までの 記録/再生動作を実現しました。 1MS/sコアは、エイリアス除去を向上し( > 120デシベル)、バンド内リプルを抑制しました。 2MS/sコアは、約113 dB のエイリアス除去と1dB未満のバンド内リプルです。2MS/sコアはまだテスト 中で、このバージョンでは使用可能でありません。(このコアが適切に動作するには高性能なPCプラットホーム が必要でしょう。 最小必要条件は、少なくとも1.7GHzのインテル・デュアルコアCPUと1GBRAMです。) − ウインドウズ・レジストリに保管される新しいユーザー設定値 次の設定値はWindowsレジストリの次のフォルダーの中に保管され、ユーザーによって設定変更することが可能で す。 HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.1a ソフトウェアを一度起動した後であれば、すべてのキーは設定変更のために利用可能です。 このキーの変更は、ペルセウス・ソフトウエアが起動していない状態で行うことが必要です。(変更する前にペル セウス・ソフトウエアを閉じてください) > VBFTaps − 可変帯域幅フィルター・タップ 新しいキーは受信機の可変帯域幅選択度フィルターのタップの数を定義します。 ソフトウェアの設定可能な数値は 32 - 512 (十進数)です。 初期値は 128 (十進数)です。 フィルター・タップが多いほど、フィルター応答が急峻で、フィルター形状因子が良くなります。(ただし、フィ ルター遅延は増大します。) − AMPostAGC − AM/SAM オーディオ AGC SAM/AM復調器の品質は改訂されました。(これからも改善されます。) SAM/AM オーディオ AGC は、デジタル信号処理チェーンから除外されます。 AMPostAGC=0 この機能を再び有効にするには、 AMPostAGC=1 に設定してください。 > AMHighPass - AM/SAM復調器用ハイパス・カットオフ周波数 ソフトウェアの設定可能な数値は 5 - 500 Hz(十進数)の範囲です。初期値は 100 Hz です。 > CWPitch - CW音のピッチ(音程) ソフトウェアの設定可能な数値は 300 - 3000 Hz (十進数)の範囲です。初期値は 600 Hz です。 > RTTYPitch - RTTYの中心周波数のピッチ(音程) ソフトウェアの設定可能な数値は 300 - 3000 Hz (十進数)の範囲です。初期値は1360 Hz です。 その他の変更点 − CPU負荷の低減(バージョン V1.1A よりさらに改善) − VAC がインストールされていない時の再生でのバグを修正。 − AMスケルチのバグは、まだ完全に改修すべき。 (AM/SAMモードでのスケルチ動作時の異常なCPU負荷)。 − デジタル信号処理のいくつかのブロックに対する主要な変更によって、CPU負荷の最も速いレートまでパ フォーマンスを調整し、ソフトウェアの能力向上を実現しました。 − デジタルフィルター / デシメーター / 補間回路 がより高速の処理のためにさらに最適化されました。 ( VBFTaps = 512 設定をお試しください !!) // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.1A RELEASE NOTES // ペルセウス・ソフトウェア V1.1A リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 31 July 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- このソフトウェアバージョンは期限を切りません。 − 「ダブル・レート・コア」 − 最高2MS/s DDC 出力サンプルレート動作向けに設計  最も高いサンプルレートのための VHDL コアはより高性能な MAC ユニットに適合するために再デザインをされ ました。 新しい MAC ユニットは今回160 MHz で動作し、そしてペルセウス・デジタル・ダウン・コンバータ (DDC)の最後のデシメーション段の実効処理能力を2倍にして、そしてエイリアス・フリーの1600 kHz の帯 域幅までの 記録/再生動作を実現しました。  1MS/sコアは、エイリアス除去を向上し( > 120デシベル)、バンド内リプルを抑制しました。  2MS/sコアは、約113 dB のエイリアス除去と1dB未満のバンド内リプルです。2MS/sコアはまだテス ト中で、このバージョンでは使用可能でありません。(このコアが適切に動作するには高性能なPCプラットホー ムが必要でしょう。 最小必要条件は、少なくとも1.7GHzのインテル・デュアルコアCPUと1GBRAMです。) − ウインドウズ・レジストリに保管される新しいユーザー設定値  次の設定値はWindowsレジストリの次のフォルダーの中に保管され、ユーザーによって設定変更することが可能 です。 HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.1a  ソフトウェアを一度起動した後であれば、すべてのキーは設定変更のために利用可能です。  このキーの変更は、ペルセウス・ソフトウエアが起動していない状態で行うことが必要です。(変更する前にペ ルセウス・ソフトウエアを閉じてください) > VBFTaps − 可変帯域幅フィルター・タップ  新しいキーは受信機の可変帯域幅選択度フィルターのタップの数を定義します。  ソフトウェアの設定可能な数値は 32 - 512 (十進数)です。 初期値は 128 (十進数)です。  フィルター・タップが多いほど、フィルター応答が急峻で、フィルター形状因子が良くなります。(ただし、 フィルター遅延は増大します。) − AMPostAGC − AM/SAM オーディオ AGC  SAM/AM復調器の品質は改訂されました。(これからも改善されます。)  SAM/AM オーディオ AGC は、デジタル信号処理チェーンから除外されます。 AMPostAGC=0  この機能を再び有効にするには、 AMPostAGC=1 に設定してください。 > AMHighPass - AM/SAM復調器用ハイパス・カットオフ周波数  ソフトウェアの設定可能な数値は 5 - 500 Hz(十進数)の範囲です。初期値は 100 Hz です。 > CWPitch - CW音のピッチ  ソフトウェアの設定可能な数値は 300 - 3000 Hz (十進数)の範囲です。初期値は 600 Hz です。 > RTTYPitch - RTTYの中心周波数のピッチ  ソフトウェアの設定可能な数値は 300 - 3000 Hz (十進数)の範囲です。初期値は 1360 Hz です。  その他の変更点 − AMスケルチのバグを修正した。(AM/SAMモードでのスケルチ動作時の異常なCPU負荷)。 − デジタル信号処理のいくつかのブロックに対する主要な変更によって、CPU負荷の最も速いレートまでパ フォーマンスを調整し、ソフトウェアの能力向上を実現しました。 − デジタルフィルター / デシメーター / 補間回路 がより高速の処理のためにさらに最適化されました。 ( VBFTaps = 512 設定をお試しください !!) この新しいバージョンをお楽しみください。 Nico Palermo - IV3NWV Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.0G RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V1.0G リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 24 June 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- これは進展中のソフトウエアであり、2008年8月1日に期限切れとなることにご注意ください。 − ノイズ・ブランカ  ナロー・バンドのノイズ・ブランカ(ナローNB)を追加しました。  2つのノイズ・ブランカを2つのボタン[NBW](ワイドNB)と[NBN](ナローNB)で選択できます。  ワイドNBは DDC 出力で利用可能なすべてのバンド幅に作用します。(選択したDDC サンプリングレートに対 応する100、200、400と800 kHz帯域幅)。  一方、ナローNBは、BW ボタン(50 kHz、25 kHz 、12.5kHz など)で選択したバンド幅に作用しま す。  ワイドNBは、DDC の受信範囲のバンド幅内に強いシグナルがないときに向いています。  ナローNBは、他のケースに向いています。 − AGC スパイク除去  スパイク除去ボタン[SpkRej]はAGCコントロール内にあります。スパイク除去機能は、比較的長い時定数の古 いアナログ受信機のAGCの動作をエミュレートします。この機能を選択したとき、AGC回路は、受信機のゲイ ンやパフォーマンスを低下させる影響のあるパルス性ノイズへの追従を抑えます。 (つぎの文献等を参照ください。 Rob Sherwood "Dsp Radio not perfect", http://www.sherweng.com/ documents/Dayton2007w.pdf )  パルス性ノイズの平準化にかかる時定数は 、次のWindows レジストリのエントリ下のキー AGC_RiseTime_ms を 編集することによって変更できます。 HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.0g.  AGC_RiseTime_ms の初期値は 25(25ミリ秒)です。  設定可能な数値は、 5 - 100 (十進数)です。  メモ:スパイク除去機能は SSB/CW 通信では耐えられる少しの(ソフトな)音声の歪みをもたらすので、非直 線性歪みについて人間が聞くときより敏感かもしれないデジタルモードでは、使用するべきではありません。 必 要なときだけ、この機能を使ってください。 − 50 kHz 復調バンド幅を追加  NOAA気象衛星のAPT信号は帯域幅が30 kHzあるため、より狭い帯域幅のFM復調装置では赤外線チャネ ルの画像は歪みの無い適切な復調ができないので、それを復調するときにこのバンド幅が必要になります。  より広い復調バンド幅(そして DDC サンプルレート)には、より多くのCPU負荷がかかることに注意してく ださい。  シングル・コアのペンティアムあるいはセレロンCPUでは足りません。 − FM復調器の変更とAFC  今回、FM復調器は周波数弁別器方式ではなく、リニアPLL方式に基づいています。  AFC(自動周波数制御)は、FMモードでのみ使用可能で、メイン・ウインドウのコントロール・バー内のボ タンで有効にできます。 − AMスプラッタ除去  これはデジタル信号処理によって、強いAM混信信号をどのように抑制できるかを示すトライアル機能です。  次のリンク先などにあるメモをお読みください。 http://microtelecom.it/perseus/amrej.html  この機能は、AM あるいは SAM モードでのみ利用可能です。 Enjoy Perseus Nico Palermo, iv3nwv Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.0F RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア V1.0F リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 14 April 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − オーディオ・レイテンシーの調整  オーディオ出力レイテンシーの初期値は、いくつかのシステムにおける再生機能で発生した問題を解消するため に、従来の2倍にされました。  AudioLatency パラメータは Windows レジストリに格納され、オーディオ・バッファー待ち行列の望ましいフィ ルレベルを示します。  その初期値は 9(9つの 512サンプル・バッファー、およそ150ミリ秒のオーディオの遅れ)であって、 そしてたいていのシステムに適合します。  信頼性が高いオーディオ出力が作り出されるまで、(リアルタイム・モードあるいは再生モードにはかかわら ず)、オーディオ出力で障害を経験している利用者は最大 20(十進数)まで、このパラメータを増加させること ができます。  オーディオ・レイテンシーの修正方法 1) ペルセウス ソフトウエア バージョンv1.0fを1度起動してください。 これは Windows レジストリの中の 「 AudioLatency 」キーを作成します、 2) アプリケーションを終了、 3) Windows レジストリを開いて目的の フォルダを探す。 HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.0f 4)「 AudioLatency 」キーを編集して、 4-20(十進数)の範囲でそれに値を割り当てる。  ペルセウス ソフトウェアは、4-20の範囲の値を使用します。  AudioLatency の値が高いと、それだけオーディオの遅れがより大きくなります。しかし同じくオーディオの信 頼性に関してパフォーマンスは良くなります。  このケースでは、その最大値まで大きくすると再生がうまくいかないでしょう。  このキーの変更は、ペルセウス・ソフトウエアが起動していない状態で行うことが必要です。(変更する前にペ ルセウス・ソフトウエアを閉じてください) Enjoy Perseus Nico Palermo, iv3nwv Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.0E RELEASE NOTES / / ペルセウス ソフトウェア V1.0E リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 9 April 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − スケルチと自動ミュートの機能  スケルチと自動ミュートのレベルは、マウスの左のボタンでS-メーター・バーでの望ましい値をクリックして 設定できます。  自動ミュートの機能は、スケルチとは反対の方法で動作します。 RF 入力レベルが適切なしきい値より大きいと きに、オーディオの音を止めます。そして、 送信機 あるいはトランシーバーが(適切なアンテナを回路で切替え て)送信するとき、自動的に受信機の音を止めるために使うことができます。  スケルチ・レベルは、S − メーターのバーの S1 - S9 の範囲でクリックして設定します。S − メーター のバーの中にある左辺が垂直の三角形が設定されたスケルチのしきい値を示します。  自動ミュートは、S − メーターのバーの S9 − S9+70の範囲で、S - メーターのバーをクリックして設定 します。 右辺が垂直の三角形が設定された自動ミュートのしきい値を示します。  スケルチと自動ミュート機能を止めるには、S - メーターの対応する範囲を右クリックしてください。  スケルチと自動ミュート機能のヒステリシスは、およそ6デシベルです。  設定されたしきい値はピーク値です。 − マウス・ホィールの回転方向  メイン・ディスプレイと周波数ペインの各桁のスクロール方向は、ユーザーの好みの方向に設定変更が可能で す。  ペルセウスのスクロール方向を逆にするには: 1) ペルセウス・ソフトウェアを一度起動した後であれば、  Windowsレジストリに「 MouseWheelReverse 」キーができています。Windowsレジストリを開きます。 2) ペル セウス・アプリケーションを閉じます。3)Windowsレジストリの次のフォルダーを見てみます。 HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.0e 4)「 MouseWheelReverse 」キーを編集し て、それに 0では無い値をセットします。  5) マウス・ホィールのスクロール方向をその初期値にリセットする場合は、ペルセウス アプリケーションが 起動していないときに、「 MouseWheelReverse 」キーに再び 0 を設定した後、ペルセウス アプリケーションを 再び起動してください。 − ウォーターフォールのオプション  ウォーターフォールは、定義済みのカラーパレットと、ユーザー設定可能なスクロール速度と輝度とコントラス トの設定に従って表示できます。  カラーパレットは、メイン・スペクトラム/ウォーターフォール・ウインドウのメニューバーで [ Palette ] ボタンをクリックして開いたリストから選ぶことができます。  メイン・スペクトラム/ウォーターフォール・ウインドウの右手の3つのスライダーがウォーターフォールのス クロール速度と輝度とコントラストをコントロールします。(ウォーターフォール表示モードのときのみ操作でき ます)。  輝度とコントラストの設定値はそれぞれのカラーパレットのためにレジストリに保存されます。 − クリック音のバグ修正  オーディオ出力が止められているときでもクリック音が出力されていた、可変サンプリング周波数変換部のバー ジョンv1.0以来のバグを修正しました。 − 可変サンプリング周波数変換部 / オーディオ出力シンクロナイザー  より速い同期ロックのためにオーディオ出力シンクロナイザーのバンド幅を拡大しました。  実効的なCPU負荷に依存している、セカンダリ・バンド幅・ウインドウやメイン・ウインドウの FFT 解像度 を切替えるとき、オーディオのピッチに小さい変化があります。 − CI-V インタフェース  ペルセウス ソフトウェアと、サイモン・ブラウン氏の無線機制御ソフト Ham Radio Deluxe とのインタフェー スを妨げたバグを修正しました。  ペルセウス ソフトウェアがCI - V コマンドを待ち受けるCOM ポートは、Windows レジストリの次のフォルダー の下にある「 VComPort 」キーによって設定できます。 HKEY_CURRENT_USER/Software/Microtelecom s.r.l./Perseus/v1.0e  このキーの変更は、ペルセウス・ソフトウエアが起動していない状態で行うことが必要です。  物理的な COM ポートでは、まだテストしていません。 どのようなバグでも、私の電子メールアドレス宛にレ ポートしてください。 − HFCC と EiBi  HFCC と EiBi データベースの最新公開版にアップデートしました。( HFCC ファイルは A08 版、EiBi ファイ ルは2008年3月19日版) Enjoy PerseusNico Palermo, iv3nwv Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // -------------------------------------------------------------------------------------------------- // PERSEUS SOFTWARE V1.0 RELEASE NOTES // ペルセウス ソフトウェア v1.0 リリースノート // // (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - Pavia di Udine, Italy // // Date: 7 April 2008 // Author: Nico Palermo, IV3NWV // -------------------------------------------------------------------------------------------------- − 1 MSPS / 800 kHz 帯域幅の再生 / 記録を実現  新しいレートをサンプリングレート メニューに追加しました。  データ・サンプリングレートに応じた処理能力を要するため、このオプションの良好な動作には、これに適した 高速のCPUが必要です。  このサンプリングレートには、少なくとも 500 MB RAM と 2.5 GHzのインテル・デュアルコア CPUを推 奨します。 −ノイズ・リダクション・ブロックを追加  ノイズリ・ダクション DSP ブロックは、 DRM と USER 以外のすべてのモードで使用できます。 − ユーザー復調器  ユーザー復調器を選択したときは、選択した周波数範囲で、選択した AGC 設定での振幅平均化した、ゼロ‐I F・I/Qサンプリングデータが、バーチャル・ビデオ・ケーブル(VAC)から出力されます。  このモードは、選択した受信周波数でゼロ‐IFデータ・ストリームを扱うサードパーティ・アプリケーション に向いています。 − フィルター選択度  フィルター選択度の設定はそれぞれのモード毎に保存されます。  AMモードとSAM(同期AM)モードは、同じフィルター設定を共有します。  USBモード と LSBモードは、同じフィルター設定を共有します。  フィルターの -6 dB バンド幅は、セカンダリ・バンド幅・ウインドウの左上(注:原文では、右上)隅の 「BW」の文字の近くに表示されます。  可変帯域幅(選択性)フィルタのフォームファクターが大きく改善されました。  SSB フィルター向けの 2400 Hz の −6dB バンド幅のとき、 −60dB 減衰バンド幅は 2600 Hz で す。 ( F6 / 60 = 1:1.08) − パス・バンド・チューン − ノッチ機能  セカンダリ・バンド幅・ウインドウで PBT ボタンが選択されているとき、次の表に示すように、以前のソフト  ウェアバージョンのすべての機能が利用可能です。 PBT モード( PBT 選択時) 操作 効果 マウスの左ボタンのダブルクリック => クリックした周波数に合わせる( 0 Hzオフセット) 左ボタンを押しながらドラッグ => 受信周波数を微調整 左ボタンを押しながらフィルタの端をドラッグ => フィルターのバンド幅を調整 右ボタンを押しながらフィルタをドラッグ => フィルター全体をシフト マウスのホイールを回す => フィルターのバンド幅を対称に調整  ノッチ機能に関する操作方法は2通りあります。キーボードの CRTL キーを押しながらの操作か、あるいは、次 の表のように、[Notch]ボタン(この場合 CTRL キーは押さない)を選択した状態で操作ができます: ノッチ・ノード( PBT モードでCtrl キーを押しながら、あるいは、[Notch]ボタン選択) 操作 効果 マウスの左のボタンのダブルクリック => クリックした周波数にノッチを設定 左ボタンを押しながらドラッグ => ノッチ周波数を微調整 右クリック => ノッチの解除 マウスのホイールを回す => ノッチフィルター幅を調整 − WAV ファイルの再生  再生ポジションは、記録/再生バーの適切なポイントを(ドラッグしないで)左ボタン・クリックして指定しま す。  ループ再生の範囲は、マウス(左ボタン・クリックしながら)をドラッグして指定します。  記録/再生バーには、再生中のファイルの開始と終了時刻が UTC で表示されます。 − VAC 向けのオーディオ・ピーク・レベルを増やしました  VAC 出力ピーク・レベルを − 6 dBFS に増やしました。 − オーディオ・ボード向けサンプルレートの同期  オーディオ出力を入力サンプルレートに同期させました。( VAC ではなく、オーディオ・ボードのみ) − オーディオ出力レイテンシー  オーディオ出力レイテンシーは、3 kHz フィルターに約200ミリ秒を設定します。( 0.8 kHzフィルター には、およそ300ミリ秒)  レイテンシーは選択されたオプションに応じて変更できます。シンクロナイザーのロック時間は比較的遅く、 ループの同期に数秒を要するかもしれません。  このロック時間の間にオーディオ・バッファのアンダーランまたはオーバーフローがおこるかもしれません。 メモ:オーディオ出力でサードパーティ・ソフトウエアをドライブしないでください。(すなわち、デフォルト・ サウンド・ボードを入力源に選ぶことを指します。 サードパーティ・ソフトウェアは、「常に」ペルセウスの VAC出力を入力にすべきです。 − 周波数スライドバー  必要なときに、10進数が周波数スライドバー・ラベルの上に表示される。 − FFT スペクトラム解像度を増やしました  メイン・ウインドウのコントロール・バーの3つのボタン[ Time ]、[ Mix ]、[ Freq ]で、スペクトラム表示 のリフレッシュ・レートを下げる代わりに、表示のシャープネスを向上する3つの値を選択できます。  強いキャリア信号と近接の周波数にかぶっているキャリアを分析するときに、この機能は特に有用です。  このような分析のために[ Freq ]ボタンは、信号振幅の精度とリフレッシュ・レートをわずかに下げる代わりに 最も良い性能をあげます。 [ Time ]ボタンは、以前のソフトウェアバージョンの FFT アルゴリズムを選択します。(ハニングウインドウに よる FFT ) [ Mix ] と [ Freq ]ボタンは、ウインドウ長を拡大したポリフェーズ FFT 分析を選択します。(準平坦振幅応 答ポリフェーズ FFT ) その他の特徴 − perseususb.dll のマイナーなバグを修正 − ( USB メモリースティックのような)USB デバイスをシステムから切断するとき、ペルセウス ソフトウェア は、もはやハングアップしません。 − メイン・ウインドウの位置はレジストリに保存されます。デスクトップ幅はチェックされ、1024ピクセル (サポートされる最小スクリーン幅)より大きくなければ、左上隅の位置に合わせて位置を設定します。 − AVG とNB ボタンの状態がレジストリに保存され、そしてアプリケーション起動時に再読み込みされます。 − より速いオーディオ応答のために、AGC モードや AGC 設定値を変更したときにAGC はリセットしません。 − サンプリングレートを切替えたときに、ときおり良くないIQデータストリームがペルセウス ハードウェアか らソフトウェアに送り込まれることがあります。 良くないIQデータストリームはメインスペクトルディスプレイの上に、鏡のようなスペクトルのように表示され ることがあります。  もしこれが起こったときは、もう一度、適切なサンプリングレートを選んでください。 − ファイルに記録するときには、メイン・ディスプレイの左/右向き矢印は、記録中の周波数範囲の外を選択しな いように動作しません。 ______________________________________________________________________________________________________ VIRTUAL CI-V INTERFACE - INTERFACE TO THIRD PARTY APPLICATIONS バーチャル CI - V インタフェース − サードパーティ・アプリケーションへのインタフェース ______________________________________________________________________________________________________  サードパーティ・ソフトウエアで、ペルセウス ソフトウェア(および、受信機、それ自体)をコントロールす るためのサポートをバーチャル CI - Vインタフェースによって加えられました。  ペルセウス ソフトウェアは、サードパーティ・コマンドのための COM10 バーチャル COM ポートの待ち受け と、受信したコマンドに応じて動作周波数とモードをセットします。  すなわち、これで、 MixW のような外部のデコーダー・アプリケーションによって、ペルセウス ソフトウェア を制御できます。  このような機能を使うために、システム内に com0com のようなヌル・モデム エミュレータが設置されなければ なりません。  Com0com は、 GPL ライセンスの下で自由に利用可能です: http://sourceforge.net/projects/com0com/  Com0comは、2つのバーチャル通信ポート CNCA0 と CNCB0 をインストールします: うちひとつめは入ってくる コマンドを受信するためにペルセウス ソフトウェアから使われます、2つめのは、コマンドを送って、ペルセウ ス ソフトウェアから応答を受け取るために外部のアプリケーションによって使われます。  ペルセウスが常に COM10 ポートで待ち受けするので、それが物理ポートかバーチャル・ポートかにはかかわら ず、デフォルト com0com ポートを(ペルセウスに使われる) COM10 と(サードパーティ・ソフトウェアによって 使われるであろうポート) COMへのリネームが必要です。  そのは、あなたのシステムで既存の物理 com ポートと競合しない番号、例えば COM11です。  2つのポートをリネームするために、 com0com がインストールされたディレクトリ内のユーティリティソフト である setupc.exe を使って、次の2つのコマンドを実行してください。 change CNCA0 PortName=COM10 change CNCB0 PortName=COM11  ポートがリネームされたならば、サードパーティ・ソフトウェアは(この例のように) COM11 com ポートに接 続しているペルセウス アプリケーションをコントロールすることができます。  もしペルセウス ソフトウェアが COM10 ポートをシステム内に認識していれば、メイン・ウインドウの右下隅に 「VCom: On」ラベルを表示します。 もしこのラベルが「VCom: Off」なら、ペルセウス ソフトウェアは COM10 ポートをシステム内に認識してませんでした。 この場合 CI - V インタフェースは使えません。 このソフトウェアバージョンに実装された CI-V コマンド: CMD-ID COMMAND $00 (動作周波数を送信) $01 (動作モードを送信) $03 (動作周波数を読み出し) $04 (モードを読み出し) $05 (動作周波数をセット) $06 (動作モードをセット) $11 (アッテネータの設定をセット/取得) $15 $02( SMeter レベルを読み出し) $16 $02( ADC プリアンプとディザ発生器をセット) $16 $12( AGC をセット) $19 $00 (デフォルト・アドレスを読み取り) $70 $01( DDC アウトプットサンプリングレートをセット) − Microtelecom 拡張 $70 $02(記録をスタート) − Microtelecom 拡張 $70 $03(記録を停止) − Microtelecom 拡張 CI-V コマンドパラメータ - モードのセット コマンド (CMD $01 and CMD $06)  コマンド $01 と $06 は、フィルター パスバンド パラメータを無視して、次の表に従い、ペルセウス受信機に 所定のモードのみをセットします。 MODE-ID MODE $00 LSB $01 USB $02 AW $03 CW $04 RTTY $05 FM $06 SAM $07 DRM $08 USER (Zero IF, 31.25 KS/s, IQ output to VAC) − アッテネータのセット コマンド (CMD $11)  アッテネータのセット コマンドが認識するデータ・フィールド DATA ACTION $00 Attenuator OFF $10 10 dB Attenuator $20 20 dB Attenuator $30 30 dB Attenuator -- Read attenuator settings − Sメーターレベル 読み出し (CMD $15 $02)  このコマンドが発行されると、ペルセウスは、受信レベル値を0-255の範囲に変換した 1 または 2 桁の bcd 値を返答します。 0 は、− 140dBmに対応します 255 は、+ 30 dBm に対応します - ADC プリアンプとディザ発生器のセット (CMD $16 $02)  このコマンドは次のデータフィールドを認識します DATA ACTION $00 ADC Preamp OFF/Dither OFF $01 ADC Preamp ON/Dither OFF $02 ADC Preamp OFF/Dither ON $03 ADC Preamp ON/Dither ON − AGC のセット (CMD $16 $12)  このコマンドは次のデータフィールドを認識します DATA ACTION $00 AGC OFF $01 AGC fast $02 AGC medium $03 AGC slow − デフォルト・アドレスの読み出しコマンド (CMD $19 $00)  ペルセウス受信機は、このコマンドにアドレス $E1 を返答 − CI-V Protocolへの MICROTELECOM 拡張 − DDC アウトプット・サンプリングレートをセット ( CMD $70 $01)  このコマンドは次のデータフィールドを受け入れます DATA DDC OUT SAMPLE RATE $00 125 kS/s $01 250 kS/s $02 500 kS/s $03 1 MS/s − 記録開始 (CMD $70 $02)  このコマンドのデータフィールドは、作成するファイルの、ヌル文字で終端したファイル名を含んでいなくては なりません。  ペルセウス ソフトウェアは、もしファイルが作成できないなら NOK 応答を返します。(例えば、ファイルパス が存在しない場合)  スタート録画/録音コマンドが多分効果的でない若干の後続コマンドに支給されたとき  記録開始コマンドが発行されたとき、いくつかの後続するコマンドは動作しません。(例えば、記録バンド幅の 外に周波数を変更することやアッテネータ/ADCの設定変更など)  記録されるファイルは、同じくペルセウス レコーダー スタイルで、「.wav」 のファイル接尾辞の前に 「_nnn」 接尾辞を付加します。nnn は現在のレコードのシーケンス番号です。 − 記録停止 (CMD $70 $03)  このコマンドは記録を止めます。 メモ:  ペルセウス ソフトウェアは、CI-Vプロトコルの「To address」フィールドを無視します。受信したCI-Vコマン ドにどのような「To address」がセットされていても応答します。 − 現在のソフトウェアバージョンは com0com ヌル・モデム・エミュレータでのみテスト済です。 __________________________________________________________________________________________________ (c) 2007, 2008 Microtelecom s.r.l. - 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