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過去の製品紹介old products

確実な技術に裏付けられた「いつも高性能」といわれたAOR製品。
その魅力は、ユーザーと同じように「実際に製品を使う技術者」が社内や開発部門にいたことの証明です。
送り出す製品によって、ホビーとして役割のほか、社会の様々な分野で価値を創出してきた歴史がここにあります。

ここでは、当社が開発してきた過去の製品の一部をご紹介します。

AR2401978年発売

144MHz帯FMハンディトランシーバー。5kHzステップで144MHz~146MHzの400チャンネルをフルカバー。いつでも、どこでも使えるコンパクトで軽量、どなたでもすぐ使えるシンプルな操作性をセールス・ポイントにした、記念すべき弊社の第1弾製品がAR240でした。 
ハンディトランシーバーながら、当時先進技術のPLLシンセサイザーを搭載。多段に亘る自動電子同調トラッキングにより送受信とも高性能を実現していました。
この頃からのエーオーアールファンとおっしゃるオールドファンも沢山いらっしゃいます。

TR7201983年発売

118MHz~136MHz(COMバンド)と、108MHz~118MHz(NAVバンド)をカバーするポータブル・エアバンド・トランシーバー。小型軽量でありながら強靭なABS樹脂製の本体はハードな使用を想定して採用されました。マイクロプロセッサ技術により、魅力的な価格で多数の機能を提供したTR720は、離着陸の際の地上のクルーとの連絡用はもとより、高価な電子通信システムを持たないスポーツ用航空機、気球、実験用航空機などに航行の安全性を提供する通信システムとして重宝されました。
アメリカ、ドイツで、大ヒットを記録したこの機種は、日本でも非常時のバックアップ機器として現在も使用される実績と高信頼性を誇っています。

AR20011984年発売

25MHz~550MHzをNFM/WFM/AMモードで対応した広帯域受信機の先駆けとなった機種で、PLLシンセサイザー方式による正確な周波数精度と、大型LCDと操作性のよいキーボードによって優れた操作性を実現していました。
フロントパネルを斜めにして、視認性と操作性を確保したエーオーアールスタイルは、この機種からはじまりました。キーボード・スイッチで正確な選局や各種の選択を容易にし、液晶に各種のメッセージを表示(周波数、各種モード他)することを可能にしました。優れた電気特性、受信感度、選択度、スプリアス特性とも相まってヒットを記録。
メモリチャンネルは20チャンネル。 OEM 製品として外国ブランドとしても数多くの台数が生産された名機です。

AR1801984年発売

インターナショナル・マリン・バンドをフルカバーしたVHF/FMトランシーバー。
海上での使用を想定し、防水機能を装備。
バッテリーを含めて550gと、機動性に優れた軽量設計。
この機種も、現在も使用しているユーザーがおり、アメリカやヨーロッパの展示会ではユーザーから、「まだ使えてるよ」と、嬉しいコメントをいただいています。

AR2801984年発売

140MHz~150MHzをカバーした(150~160MHz又は160~170MHzバージョンも用意)VHF/FMトランシーバー。
出力5Wを実現しながらも、わずか530gの軽量・小型設計。
アマチュア無線用に限らず、世界の様々な業務ユーザーにも採用された、AR280 は、地味ながらも歴史的な生産台数を記録しています。

AR331985年発売

140MHz~170MHzの通信用FM BANDを5kHzステップで連続カバーするポケッタブルなレシーバーです。
周波数設定ダイアルはサムホイールスイッチを採用、シンプルな操作を実現。特にアメリカで業務用途に多用されました。
いまでも、この機種の後継機種として、高感度な単機能受信機を求める声が多いのは、この機種の受信機としての優秀さを証明している・・・と考えています。

AR20021985年発売

25MHz~550MHzに加え、800MHz~1300MHzまでをカバーした受信機。
NFM/WFM/AMに対応。
メモリチャンネルは20チャンネルながら、現在でも高性能機として通用する基本性能を持っていました。弊社では、この機種からシリアル通信機能を受信機に持たせていました。特にピュアな受信音質は、今でも高い評価を得ています。
また、初めてGHz帯をカバーする広帯域受信機となりました。LCDには、AR2001より更に多くの情報を表示し、操作性の良いキーボードと相まって操作性を更に向上しています。

AR30001988年発売

100kHz~2036MHzをオールモードで完全連続カバーした受信機です。
外部パソコンコントロール用にRS-232Cインターフェースを内蔵。
メモリチャンネルは当時としては大容量の400チャンネルの大容量を実現。後発のAR3000A との発売時期が近かったため、生産台数が少ないのが特徴です。意図せずして、今では非常に希少価値の高い機種となりました。

AR3000A1989年発売

100kHz~2036MHzを、SSBを含むオールモードで完全連続カバーした受信機です。外部パソコンコントロール用にRS-232Cインターフェースを内蔵しており、メモリチャンネルは当時としては大容量の400チャンネルの大容量と高速スキャンを実現。
先発のAR3000から、LCDを大型化し高い操作性を実現しています。
基本性能は、航空機に搭載されたり航空管制モニターに使用されたりと、抜群の性能を持っています。
それゆえ、約5万台が世界に出荷されています。

AR9001989年発売

118MHz~174MHz、222MHz~380MHz、406MHz~470MHz、830MHz~950MHzを受信可能なハンディ・スキャナー/レシーバー。メモリチャンネルは100チャンネルでスキャン・スピードは15ch/secでした。A~Eのメモリー・バンクには予め業務無線、自動車電話、消防・救急無線、航空無線、439~440MHzのアマチュア無線の周波数がメモリされていました。航空祭などに行くと、本機でエアバンドをモニタしなからアトラクションをご覧になるマニアの姿もよく見かけられたようです。
デザインもそれまでのエーオーアールのハンディ機のデザインとは異なり、LCDディスプレイとキーボードを搭載し、AR880からAR2000に連なるハンディ・レシーバーの系譜となっています。

AR30301993年発売

30kHz~30MHzを、オールモードで完全連続カバーしたゼネカバ受信機です。コリンズ製のメカニカルフィルタを標準搭載しており、ロックウェル・コリンズ社から、Collins Inside ロゴの認定された実力機です。
VHFエアバンド用のVHFコンバータ(VHF3030)を搭載すると、エアバンドの受信も可能となって、広帯域受信機とは違う専用機の高品位受信を楽しめました。
クラシカルなデザインの筐体にDDSを駆使した受信機回路を収めた意欲作です。使用部品の多くを、あえてディスクリート部品で構成している珍しい機種なので、いまでも中古市場での人気はかなり高いようです。

AR80001994年発売

530kHz~1900MHzを、SSBを含むオールモードで完全連続カバーしたハンディ受信機です。大型多機能LCD表示、オートモード、オールモード、2-VFO機能搭載で、多機能でありながら操作性に優れたニューコンセプト・ワイドレンジ・ハンディ・トランシーバーです。ハンディ機ながら、シリアルインターフェースをもち、専用インターフェース(CU8232)経由で、パソコンとの接続やAR8000同士でデータコピーなどを実現しました。
メモリチャンネルは大容量の1000チャンネルで、バンドスコープのほかにも、多彩な受信機能を搭載しており、当時のハンディ受信機の新しい形を確立しました。
また、入力した受信周波数によって、受信モードと周波数ステップを自動設定する「オートモード」を初めて搭載した機種となりました。
1997年にはスケルトンブルーボディで、クリアモデルを限定生産し、人気を得ました。後発機種のAR8200が発売された後も、根強い人気を誇り、2000年には遂に限定再生産されました。
オリジナル型のAR8000としての生産台数は8万台を越え、OEM供給の特注派生モデルも数千台が輸出されています。

AR70301996年発売

AOR初、全てのデザイン・生産をイギリスのAOR MFG.で行った製品で、世界的に有名な英国のデザイナー、John Thorpe氏が設計、それまでの受信機には無かった斬新なスタイルでデビューしました。彼の受信機造りの集大成とも言うべきモデルで、群を抜く強信号特性や数々の魅力的な機能が満載されていました。
感度はAMで0.5μV、SSBで0.3μV(いずれも10dB S/N)、選択度SSB時10kHz/95dB以上、10kHz/110dBとこのクラスの受信機では他に比べ飛びぬけて優秀な性能を誇りました。32ボタンの赤外線リモコンが付属していたのも当時としては斬新でした。
また、どのモードにおいても切り替えて使える5種類のIFフィルタが内蔵可能で、了解度がずば抜けてよいことが高く評価されました。

AR50001996年発売

初代AR5000は10kHz~2600MHzまでをFM、AM、USB、LSB、CWすべてのモードで受信可能なワイド・レンジ、オール・モード、オート・モード・レシーバーとして発売されました。DDS採用により、全ての周波数で1kHzステップが可能で、また受信周波数に合わせた高周波回路を採用したことにより、高感度で混信の少ない受信を可能にしました。
それまでになかった機能として、超高速サーチのサイバー・スキャン機能や、マルチVFO機能、メイン、サブの2ダイヤルの内、メイン・ダイヤルに回転の重さを変えられるブレーキ機能を搭載、メモリ・チャンネルを1000、サーチ・バンク20の大容量メモリを搭載、バンクリンク・グループ機能により豊富なスキャン、サーチ機能の設定・登録を簡単に行うことが可能になる等、多くの機能を詰め込み、且つ全ての帯域でフラットな感度で安定的に受信できる点がハイ・アマチュアからプロ・ユースまで高い評価を受けました。
その後も多くの改良を加えて機能アップ、性能アップを繰り返し、現在はAR5001Dとして、最前線の現場でも活躍を続けています。

AR70001998年発売

AR7000は10kHz~2000MHzまでをFM、AM、USB、LSB、CWすべてのモードで受信可能な初のDSP(Digital Signal Processor)ワイド・レンジ・レシーバーとして発売されました。
またフルカラーの液晶ディスプレイを搭載し、サーチ&スキャンの結果をビジュアルに表示することが可能になり、従来にはない全く新しいスキャナーの世界を提供しました。聞きたい信号を、耳を澄まして探すというスタイルから、一目で見つけるというスタイルに変え、”What You See, What You Listen”を実現しました。
RF信号を10.7MHzのIF信号でディジタル化、専用の復調用LSIと16bit DSPにより、多彩なIFフィルタやIFシフト機能を実現しています。また完全に独立した2つのVFOと、100チャンネル×15バンクの計1500チャンネルのメモリを搭載。各メモリには任意の名前を英数字でつけることが出来ました。AV出力端子を備えていたため、外部モニタでの表示が可能になり、赤外線リモコンを使って離れたところからのコントロールもできました。21世紀に向けて、広帯域受信機のひとつの方向性を示した受信機だったと言えるでしょう。

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